
安倉山 [北摂]
北摂南部、「桜の園」で知られる宝塚市の大峰山(552m)の南、峰続きのピークが安倉山(465m)。 JR武田尾駅から廃線跡と「桜の園」のハイキングコースをつないで登ることができる。 今日は山頂から南へと続く山道をたどってみた。果たしてどこに出るやら... ☆2003年3月21日 晴 れ ☆地 図: エリアマップ「北摂の山々」 ☆単 独 ☆アプローチ:JR福知山線 ☆コース +++JR武田尾駅6:05→桜の園入口6:20→安倉山7:00→スポニチゴルフ場7:50→青葉台8:20→JR生瀬駅8:40+++ JR福知山線の始発新三田行きに乗り武田尾で降りた。すでに明るい。武庫川沿いに下り廃線跡の歩道に入る。 振り返ると川の上に月...武田尾渓谷の朝 他に歩く人もない廃線跡、川のせせらぎ... 桜の園登山口から山へ。すぐに分岐があり右の「遠見の道」を進む。桜の園谷の南側の尾根に付けられた ジグザグの登り。かなりきつい。しばらく登るとなだらかな尾根に。5月にはコバノミツバツツジの回廊 となる場所だ。そして視界の開けたガレに飛び出し、「あかまつ展望所」に着いた。 南に六甲連山、北に大船山を望む好展望台(^^)
六甲山 あかまつ展望所より さらに東へ尾根を辿る。200mほど進むと道標の立つ所にでる。安倉山へは道標の指していない方向、 東へ分かれる踏跡をたどる。低い雑木林の中の道。ゆるい登りをこなすと「安倉山」のプレートの架かるピーク に着いた。但しさらに登りは続きまたしても「安倉山」のプレートが架かるピークに着く。ここが地図上に 三角点のある465mのピークらしい。雑木林の中で展望は利かないが静かな登頂気分を味わうことができる。
安倉山南尾根のみち 山頂から少し東へ行くと四辻に出る。左に折れる道は谷に下りるように思えるが大峰山へ向かう道。まっすぐ 行くと枝尾根へ釣り込まれるのでロープが張ってある。右へ折れる道は安倉山の南尾根方向に続いている。 大峰山へいく予定だったが、ふと思い立ってこの道を歩くことに...道は尾根の東側斜面に付けられており 歩き易い。しばらく進み右に434mピークへの踏跡を見つけ登ってみた。木が茂り全く展望はない。尾根上を 南へ下りる踏跡があり、ビニールテープの目印が付いているので辿ってみるが...所々で潅木帯の深い茂み に道は消える。踏跡を拾いながら尾根上を進む。
宝塚市街と東六甲の尾根 しばらく進むと木が低くなり日当たりの良い松林の台地に着く。東隣の米谷高原とよく似た雰囲気だ。でも空しか 見えないので木に登ってみると...惣河谷をはさんで東には中山、南に六甲、宝塚市街を見渡す好展望(^^) すぐ下にスポニチゴルフ場が見える。目と鼻の先に見えているクラブハウスの建物に向かって下る。 途中開けた砂礫の広場を通る。低山のオアシス...まだ新しいビールの空缶が沢山落ちているのは残念。 さらに下ると「高圧注意」と書かれた電線。ゴルフ場の敷地に入ったようだ。地面の所々にゴルフボールが 落ちている。そして目の前に広いフェアウエーが姿を見せた。
ゴルフ場を見下ろす ゴルフ場のクラブハウス前に出て車道を南へ下る。六甲山を見ながら歩く尾根上の明るい車道だ。但しそのまま 下ると県道に出て殺風景な砕石場跡を歩くことになる。それはいくらなんでも避けたいので、尾根をそのまま 青葉台方面に歩くことにした。長尾山霊園を横切って赤い送電鉄塔の下に着くと、幸い南へ伸びる関電巡視路を 発見。途中紛らわしい三叉路の分岐があったが迷わず巡視路を進めば問題ない。よく踏まれた山道。地元の皆さん の散歩道らしく道しるべも散見。2つ目の送電鉄塔からは武庫川を見下ろせる。少し進むと青葉台の最奥部に 下りつく。閑静な住宅地をゆっくりJR生瀬駅へ向かった。 (^^)(^^)(^^) こーひーぶれいく (^^)(^^)(^^) 桜小場(さくらのこば) 現在、スポニチゴルフ場となっている台地にはかつて桜小場(さくらのこば)と呼ばれる集落があったという。 北摂丹波の山を愛した登山家、多田繁治は著書の中で次のように述べている... ・・・私は、しばしば仲間を誘って十万辻を中心とした周辺の軽いハイキングを試みた。山は低木で明るく、 いずれの道も広くて荷車が通れる程度、あるいは人が歩けるだけの、のびのびと美しい地道だった。そんな 中でもう再び接することができなくなってしまった「桜の小場」をたまらなく懐かしく思う。そこは大峰山南方 の高原台地(320m)で、隅っこに二、三の農家がある以外は田んぼと美しい草原で「さくらのこば」という名も ずばりの、夢と怠惰をむさぼるにふさわしい憩いの場である。ああ、そこもいまはゴルフ場である・・・ (「兵庫低山遍歴 なつかしの山々」 −大峰山から桜の園へ− より) 現在ゴルフ場のクラブハウスが立つ辺りに桜小場はあったものと思われる。 一度訪れて見たかったが...私が物心ついた頃、すでにそこはゴルフ場だった。 TOPへ