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ぶらり山あるき 9月号 (大平山・西方ヶ岳・荒島岳)
9/23 大平山(東六甲)[681m]
9月初めから患っていた足も何とか治り、久々に山へ行くことができた。まだ下り坂の急な衝撃に足が
耐えられるか不安なので、まずは足慣らしにマウンテンバイクをフルに使って登れるコースへ行くことに。
☆アプローチ マウンテンバイク
☆コース 自宅6:15⇒生瀬⇒蓬莱峡⇒7:20船坂7:35⇒NTT専用道分岐7:50→8:05大平山8:15→
→8:25NTT専用道分岐⇒小笠峠⇒逆瀬川⇒9:15自宅
【登山口へ】 マウンテンバイクで早朝の街を走り抜け、生瀬の大多田橋から蓬莱峡を登り、
峠の集落、船坂へ。天気は上々、秋らしい澄み切った空、ひんやりした空気。バス停から
旧道を左に入る。自販機でホットミルクティーを買い、農協前の階段に座ってブレイク。
さてここからは大平山の南を巻く車道、棚越新道の登りだ。西宮北有料道路を潜るとこの
コース一番の急坂の登りだ。坂の左側にはいつの間にか、「はちみつハニー農場」とかいう
施設ができている。よく見ると経営は川西市内の老舗の某ハチミツ園だ。あのハチミツ園が
やっているなら味は本物!まだ朝早いので閉まっていたが、今度寄ってみよう。きつい坂を
登りきると、大平山頂上のNTTアンテナが見え出し、道は平らになる。
右に山頂へ続くNTT専用道路が分かれる。あいにく工事中らしく人の良さそうな若いガード
マンが立っている。自転車は登ったら駄目ですよと言われ、おとなしく引き下がる。
【大平山へ登る】 仕方無い。歩いて登るとするか。30mほど戻り植林帯の入り口のような
所から取り付く。下草の無い薄暗い植林帯、踏み跡らしきものを辿り急な斜面を登る。
上の方に自然林の緑が見える。一番低そうなところを目指して登っていく。登りついたところは
見覚えのある東六甲縦走路で、左に少し行くとNTTのアンテナの前に飛び出し、アンテナの
裏に回ると大平山の山頂だった。以前は仁川の競馬場を眼下に見下ろすなど広い展望が得られた
この頂上も、立ち木が成長して視界が狭くなった。それでも西宮市街、大阪湾、和泉山脈を
見渡す展望に満足(^^)
【大平山の北尾根】 山頂から北に伸びる尾根に踏み跡があるので、辿ってみた。植林帯の中に
所々ビニールテープが付けられている。道は90度左に曲がってしばらく進んだ後、再び90度
右に曲がる。遠慮容赦のない急な下り坂、足に負担を掛けない様、カニの横ばい歩きで下る。
植林帯がずっと続き、車道が下に見え出す。踏み跡が薄くなるが、すぐ下に道が見えているので
そのまま下った。そして降りた所はNTT専用道路分岐の真上、ガードマン氏は変な所から人が
出てきたのでビックリしたことだろう。
再びマウンテンバイクに乗り、南へ下る。途中、東六甲縦走路や、ゆずるは台へ下る山道があり、
食指が動くが、まだ担ぎ、曲乗りは無理だ。
大事を取って車道を阪急逆瀬川駅まで下り、自宅へ戻った。
今月は上に紹介した大平山が唯一の山行でした(^^;
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(^^;(^^;(^^; 虫さされにご用心 (^^;(^^;(^^;
先月のレポートで紹介しました荒地山登山でひどく虫にさされてしまいました。
かゆいので虫刺されの薬をいろいろ塗ってみましたが、化膿(;;
さらに左足全体が腫れあがった上に膝の関節が痛くなり、まともに歩けなくなりました。
外科に行くと医者に「こんなにひどくなる前に来ないと行かん。」と怒られ、毎日通院して
消毒すること、飲酒・入浴の禁止をきつく言い渡されました。松葉杖の厄介になったのも
今回が初めてです。
病名は蜂窩織炎、ブドウ球菌が化膿した傷口から入り、皮下脂肪を経由して全身に炎症が回る
病気です。私の場合、幸い腫れは太腿で食い止められ、何とか3週間で治りましたが、長患いの
人は2〜3ヶ月完治に要するそうです。
夏は暑いので、ついつい半そで・半ズボンスタイルで歩いてしまいがちですが、身近な山で
思わぬところに落とし穴がありました。
皆さんもご用心下さい...といっても、もう長袖じゃないと寒くなりましたね。
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西方ヶ岳のジョン(1993年の記録)
かねちゃんのHPがリンクを貼っているHP「ペンギン夫婦お山歩日記」の「山の雑記帳」中に
「敦賀の山をガイドしてくれた犬」という一文があるのを見つけました。私も福井県敦賀市郊外の山、
西方ヶ岳でこの名物犬ジョンに山案内してもらった幸運な登山者のひとりです。
☆登った日 1993年5月12日
☆アプローチ 電車・敦賀駅の駅レンタサイクル(今はない)
+++9:34敦賀⇒10:20 常宮 16:04⇒16:38敦賀16:41+++
☆歩いたコース 常宮10:20→12:10西方ヶ岳(昼食)→かもしか台→13:40蝶螺ヶ岳→
→14:20浦底→16:04常宮
新大阪駅のホームに立ち、どこへいくか最後まで決めかねていたが、日頃行く機会がなかなか
なさそうな山は? と考えた結果、敦賀の野坂岳か、西方ヶ岳へ行くことにした。
敦賀には9:40分前に着く。駅前で敦賀半島先端の浦底行きバスの時刻を調べたが1日3本で
全く役に立たない。駅レンタサイクルがあったので(注:今はない)ママチャリを借りる。1日
1000円也。よしっ、決めた。常宮まで走って西方ヶ岳へ登ろう!敦賀市内は車が少なく走り
やすい。感じのよい気比の松原の中を抜け、海岸道路に出る。潮風がすがすがしい。常宮神社の
前に自転車を停める。
【山案内犬の登場】 歩き始めると、坂の上のほうから茶色いブチの中型犬がダッシュで私の方へ
突進してくる。尻尾を振っているから安心、人なつっこい犬だな(^^) そして私の前を歩き出す。
近くにいたおばさんが言う。
「道案内犬だよ。リュックサック背負った人を見たら寄ってくるのよ。」
「道案内って、どこまで。」
おばさん「頂上までさ。」 エーッ!(^^;
【西方ヶ岳】 畑を抜け山道に取り付き、きつい坂を登る。小さな祠のある神社の奥の院を過ぎ、
樹林帯を登る。途中見晴らしのいいオーム岩や、地下水脈を覗き込んで汲み取るような水場が
あった。かなり暑くてバテそうになったが12時過ぎに着いた。犬は後になり先になりしながら
頂上まで案内してくれた。頂上にはニョキニョキと岩が生えていて、上に立つと敦賀湾、鉢伏山、
さらに越美国境の山々が見渡せた。春霞のため惜しくも西側はよく見えない。頂上で昼飯にする。
避難小屋があり、らくがき帳が置いてあったのでサインする。犬に案内してもらったことを感謝
するコメントが多かった。名前はジョンっていうのか。
【蝶螺ヶ岳への縦走】 小屋を出るとジョンは座って待機している。蝶螺ヶ岳方面へ向かうと
ジョンは付いてきた。展望の無い潅木帯の尾根が続き、所々に岩がニョキっと突き出たピークがある。
そのうちのひとつカモシカ台に立ち寄った。開けたピークに大きな岩がまとまる様子は飛鳥の石舞台
古墳のようだ。西側の展望が開け、三方五湖や真下の美浜原発が見渡せた。ジョンは岩の下に座って
私の方を早く行こうよとでも言いたげに見ている。立ち去りがたいいい場所だったが、暑かったので
すぐに先へ進む。尼池という山上池にも立ち寄った。樹林の中の水溜りだったが大きく成長した
オバケ水芭蕉が見られた。縦走路に戻り蝶螺ヶ岳へ向かった。相変わらず展望の利かない尾根道が
続くが、蝶螺ヶ岳山頂に着くと北側の視界が初めて開け、敦賀半島先端の猪ノ池、水島、そして敦賀
原発が眼下に。水島の辺り、コバルトブルーの美しい海の色。
毎週敦賀の海に通って潜っている同僚のMさんの気持ちがわかる。
この先は小ピークをいくつも越え、一枚岩と呼ばれる展望台を越えると浦底への急降下となる。
しばらく下ると左に小川があった。暑いので頭から水を浴びた。この水は地下水脈となり半島先端の
猪ノ池に泉となって湧き出しているという。ジョンは一枚岩を越えたあたりでいなくなってしまった。
西方ヶ岳から常宮へ戻ったのかな。と思っていたら、すごいスピードで山道を走って追いついてきた。
再び、後になり先になり一緒に歩くことに。
【海岸線の車道歩き】 急な坂を延々と下って浦底へ降りてきた。水産試験場の前から漁師町へ下り、
磯の香の中を歩く。常宮まではまだ5キロ、海岸沿いの車道歩きが残っている。ジョンはトボトボと
付いてくる。かなり疲れているようだ。こんなに長い距離を歩く登山者に付いてきたことがあるんだ
ろうか?最初ジョンの出現には正直な所、ひとりにしてくれよ、と思ったが、こうして長い道中を
一緒に歩くと愛着が沸く。いっしょに常宮まで歩こう。長い車道歩きにはうんざりだが、ジョンは私
以上に疲れてとぼとぼと歩いている。がんばれ、ジョン!
常宮の見える下り坂で軽トラックに乗った農家の若奥さんが「ジョン!」と声をかける。
地域ぐるみで愛されている犬なんだな。
【ジョンは何処へ?】 常宮の町外れまでくるとジョンはしばしば道端に座り込むようになった。
しばらく下り海岸線まで下りて振り返ると、ジョンの姿はなく、待っていても現れなかった。自分の
テリトリーに入ってほっとしたんだろうか。長い距離を一緒に歩いたジョンとの、ちょっと気になる
ミステリアスな別れだった。常宮神社に戻り、ママチャリで敦賀駅に戻る。すぐに特急雷鳥が来たので
飛び乗り、慌しく敦賀を後にした。
車中の人となると、さっきまでジョンと歩いていた時間が非現実空間のように思える。日常の世界と
非日常の世界の境目が遠ざかる敦賀の街との間に見えたような気がした...
道案内犬ジョンはその後、どうしているのでしょうか?
Web上に時々紹介される最近の西方ヶ岳レポートにその姿を垣間見ることはできず、残念。
きっと地元の常宮で聞けば消息は自ずから明らかになるのでしょう。でもあれこれ詮索するのは
やめることにします。ジョンの写真は頂上の避難小屋に貼ってあるそうです。きっと西方ヶ岳に
登る人々に長く語り継がれることでしょう。
名犬ジョンはきっと今日も、登山者を見守りながら紺碧の海を見下ろす山を走っていることでしょう...
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北陸の味覚に触れた荒島岳(1524m) (昨年11月の記録)
☆2.5万図:荒島岳<福井県>
☆登った日:2001年11月22日(木)
☆天気:快晴
☆単独行
☆参考コースタイム: 勝原(10:20)→勝原スキー場(10:55)→スキーリフト最高点(11:20)→
→シャクナゲ平(12:05)→荒島岳(12:55〜13:40)→シャクナゲ平→
→小荒島岳(14:40)→中出(16:05)→中休(16:12)
☆アプローチ: 列車
行き: 川西池田6:28┼┼大阪7:12┼(特急サンダーバード1号)┼8:58福井9:02┼
┼(JR越美北線)┼10:20勝原
帰り: 中休16:15(バス)⇒16:30越前大野16:55┼(JR越美北線)┼18:05福井18:05┼
┼(特急雷鳥(臨時))┼20:00新大阪┼┼20:30川西池田
【列車を乗り継いで勝原へ】 福井へは始発の特急で大阪から1時間45分と速い。
途中、今庄を過ぎた辺りで北東に一瞬雪山が見える。白山だろうか?もう一度見えないか、と
思ったがそのまま福井に着いてしまった。隣のホームに九頭竜湖行きディーゼル2両が停まって
いる。乗り換え時間は2〜3分しかないが、ホームで駅弁を買う余裕は十分にあった。福井名産の
「かにめし」を買う。ローカル列車の旅はいい。約50分で峠のトンネルを越え大野盆地に入る。
荒島岳が大きい!印象的な山との出会いだ。左の山は経ヶ岳だろうか?
【勝原登山口】 やがて深い峡谷をトンネルで抜け山奥へ入ったなあと思っているうちに勝原へ
着いた。降りたのは私と地元のおばさんの2人。おばさんは「荒島岳にのぼるんか。」と気さくに
声を掛けてくれた。駅前には清潔なトイレ、JAの食料品店があり便利。駅からは上を走る国道へ
出てしばらく東へ歩き勝原スキー場へと向かう。国道には歩道が無く大型トラックも多いので
注意が必要。このコース中一番いやな所。勝原スキー場のゲレンデは無人、ただし7〜8台の車が
止まっている。皆登山だろうか?荒島岳登山口と書いた看板やトイレがある。ここからが本格的な
登りでゲレンデの中のきつい舗装道路をまず登り、さらに道なりにスキーコースをたどる。
約30分でスキーリフトの最高点に着いた。勝原の集落を見下ろすリフト降り場へどっかと腰を
下ろす。ゼリーでカロリー補給。勝原からここまでが標高差400m、頭上には小荒島岳(1186m)が
見える。次の目標はあの高さだ。
【雪の白山】 この先はブナ原生林に入り実に清々しい登山道となる。ただし急登の連続!
振り返ると...白山が見える!雪山、美しいの一言だ。 )^o^(
40分程のがんばりでシャクナゲ平に到着。標高1200m。荒島岳頂上が初めて姿を見せた。
残りの標高差は300m。一旦少し下った後いよいよ”もちがかべ”と呼ばれる急斜面の登り。
途中ハシゴやくさり場もあったが、まだ新しく整備が行き届いている。
特に危険なところは無く高度を稼ぎ、かべの上のピークに着く。この付近から積雪が現れ、
凍結しているところは注意深く通過する。頂上へは小ピークをいくつか越えていく。立ち木の
背が低くなり笹原の登りとなる。周囲の展望が一気に開け、振り返れば白山連峰が美しい。
カメラを持っていないことを後悔(^^;(^^; ...
【荒島岳山頂】 そして登り始めて2時間半、ついに頂上に着いた。\(^○^)/ 360度の
展望が開け北から白山、北アルプス、乗鞍岳、木曾御岳、中央アルプス、恵那山、能郷白山を
頂点とする奥美濃の山々..西には大野平野が箱庭のように広がる。南側の稜線には難路だと
いう幻の大垂経由越前下山駅への道がなだらかな笹尾根に続いている。歩いてみたいという
誘惑に駆られるが、次の機会としよう。
福井駅で買ったかにめしを食べ、少し残して持参した冷ご飯、ちょっと雑炊の素を混ぜて雑炊を
作った。冷えた体にうれしい味、たっぷり歩いて腹が減っていたので一気に平らげる。
頂上でくつろぐ登山者はウイークディにもかかわらず約10人と多かった。
【大長山、かぁ...】 立ち去りがたい頂上を後にアイスバーンの道をカニの横ばい歩きで
ゆっくり下る。シャクナゲ平に戻ると、50代位の地元の登山者が休んで居られた。
私が兵庫県から来たと知ると「遠くからわざわざありがとう。」 土日には大勢の登山者が
押しかけて登山道が荒れてきたと嘆く荒島岳の主は、福井県にはあまり知られていない良い山が
多いからまたぜひ登りに来なさい、と勧めて下さった。
「特に赤兎山のとなりの大長山は白山を間近に望み、今日のような日に登れば最高だよ!...」
よし、今度是非登ってみよう!
【小荒島岳】 シャクナゲ平からは小荒島岳方面へ向かい、登りと違う道を降りることにした
(中出登山道)。勝原登山道よりも通る人が少ないらしく落ち葉の積もるブナ林の登山道となる。
小荒島岳は小高い丘のピークで白山と荒島岳をじっくり眺めることができる。人も少なく穴場と
いえるだろう。朝からずっと晴れていたが白山にガスが掛かり始めていた。
小荒島岳からの下りは長かったが、近づく大野盆地を見下ろしながらじっくり森を歩くいい道
だった。谷をひとつ渡って尾根を越え、さらに谷を下る。ただし水場は中出集落の少し上にある
簡易水道の水源まで無かった。中出集落に着くと荒島岳登山口を示す柱があり、下山者のため
バス時刻を書いた看板があった。それによると中出から15分歩いた中休というところから
16:15に大野行きバスがあるという。時計を見ると16時5分だ!乗れるかも..ちょっと
小走りに急ぐ。途中すれ違う地元の子供達が皆「こんにちは!」と私に挨拶してくれるのが印象に
残った。
大阪近郊ではあまり経験しないことだ。なんとか間に合ったマイクロバスの乗客は私一人。
振り返ると荒島岳には雲が掛かっていた。登っている間ずっと晴れていたことに感謝!
【ますのすし】 越前大野駅からレールバスに乗り、居眠りしながら福井へ戻り、臨時の特急
雷鳥へ乗り込む。自由席は空いていて座ることができた。車内販売でビールの当てに富山駅の
駅弁「ますのすし」を買う。どちらも絶品、うまい!今日一日のきついアルバイトはこのひとときの
ためにあったのだろうか...(^^)
レポートに最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。 さとゆき<(_ _)>
列車で遠くの山へ
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