坂下宿から高畑山・那須ヶ原山へ [南鈴鹿]


 坂下宿から高畑山・那須ヶ原山を経て油日岳までの南鈴鹿連山を縦走しました。 前半は動、ガレが印象的で明るいアルペン的な尾根歩きが続きます。 一転して後半は静、キレットの連続する深い樹林帯で行者道の趣がありました。 ☆2002年12月23日  晴れ(^^) ☆単 独 ☆アプローチ 電車・タクシー    往路: +++草津+++柘植+++関=タクシー⇒坂下宿;  復路: 油日駅(JR草津線)+++ ☆コース 坂下宿9:00→鈴鹿峠→高畑山→坂下峠→那須ヶ原山→油日岳→林道=ヒッチハイク⇒油日駅15:50 JR関西本線の関駅で下車。坂下行きバスの時間は合わなかったので、駅前に1台だけ停まるタクシー で坂下宿へ移動。\2300の奮発。坂下宿は背後の三子山が印象的だ。鈴鹿峠へは東海自然歩道でもある 旧東海道をたどる。国道1号線を走る車の音が気にはなるが、古い石畳や芭蕉の句碑などを巡りながら しばしの歴史ウォーク。鈴鹿峠は樹林の中、高畑山方面の山道が分かれる。少し近江側に下りると 開放的な茶畑、大きな常夜灯が残っている。  鈴鹿峠の常夜灯 峠に戻り、高畑山へ向かう。いきなりとてもきつい登りが続くが、最初のピークを越えると行く手に 高畑山が見え出す。山肌の左右に大きなガレが2つ、低山離れしてとてもアルペン的だ。この山が 鈴鹿の延長にあることを改めて感じさせる。  高畑山(左奥) 突然上のほうでドサドサと音がした。女性ハイカーが登山道から右の斜面に誤って落ちたようだ。 落ちたところへ行ってみたが幸い怪我は無い様子。よそ見は禁物だ。左右がガレた馬の背を通ると 高畑山が近づく。振り返ると鈴鹿の山々が一望のもと。特に鎌ヶ岳の姿が印象的だ。高畑山は立ち木が なく、360度の展望(^^) 快晴で視界が広い。 かすんでいてはっきりしないが遠く伊勢湾、琵琶湖方面も見えそうだ。  御在所岳(左)と鎌ヶ岳(右後方) 高畑山から西へ。少しササに埋まり加減の山道を行く。まずは溝干山へ。明るい尾根歩きで歩きやすい。 溝干山から坂下峠へ一気の下りとなる。道は尾根の左手にガレを避けて付けられている。  坂下峠 峠からは急な坂を登り返す。登っていくにつれ、溝干山のガレを大きく望むようになった。  溝干山のガレ ピークをひとつ越えると前方の稜線に大きな岩が。あそこを越えるのか... 唐木キレットと呼ばれる馬の背は巻き道があり、楽に通過できる。  唐木山の岩場が迫る! そしていよいよ大岩が迫る。岩の基部に着くと予想通り巻き道だ。岩の左側を巻く道はガレのトラバース もあり、ちょっとスリリングだ。(但し、これはまだほんの序の口だったことを後で思い知らされる(^^;) ロープのある急斜面を登って稜線に戻る。唐木山の山頂はすぐだった。唐木山からはしばらくウバメガシの 小道を進む。なかなか感じのいい道だ。前方の那須ヶ原山まではいくつも小ピークを越える必要があった。 どのピークも忠実に頂点を越えていくので体力的にかなりきつかった。ガレ縁のトラバースが至る所にあり、 気を抜くことができない。道はやがて自然林を抜けササに埋まる植林帯となる。 那須ヶ原山は主稜線から少し北にそれたところにあった。頂上には若い夫婦連れと単独行男性の計3人。 北西が開け、近江盆地南部と比叡・比良方面が広く望まれる。ここで雑炊を作って昼飯にする。  那須ヶ原山にて 「先に下ります」と若夫婦は私に声をかけて下りていった。油日岳から往復だという。油日岳は西に延びる 回廊のような尾根の先端に見えている...一見すぐそこのように見えるが、実はこの先油日岳までは難路 だった。10分ほど遅れて私も出発。ヤセ尾根を最低鞍部まで下り、休んでいる若夫婦に追いつき先行する。 ここからはいくつもの小ピークを越えていくきつい縦走路。左右には山ヌケが多く、ガレ縁のトラバースは 数知れず...どのピークも急登で足場が悪いところも多数...普通の山ならロープか鎖があるような所 で何も設置されていないところもあった。この縦走路、雨や雪の日は危険だ、絶対に入るべきではないな、 などど考えながら三国岳を越える。那須ヶ原山や錫杖ヶ岳を望む展望地を越えてようやく油日岳に着いた。 西側が開け、眼下に甲賀の田園地帯を見下ろす好展望台だ。  越えた無名峰(左)と錫杖ヶ岳(右)  油日岳からは南に余野公園へ下る道があるが、「コース注意」とある。そこで少し戻ってオーソドックス に油日駅への道を下った。地元の小学生が遠足に登る道のようで、よく整備されている。林道に下り立ち あとは駅までの長い車道歩き。でも明るいアカマツ林を抜ける気持ちのいい林道歩きだった。  赤松林を抜ける ...と、後ろからきた車が横に停まる。山で会った若夫婦だ。「乗っていきませんか」 ご好意に甘えて JR油日駅まで送って頂きました。しかし夫婦でこんな渋いコースを歩けるなんてうらやましいなあ。 もしうちのカミさんをここに連れてきたらどうなることやら、後が恐そう(^^; それはさておき、振り返ると油日岳のシルエットが印象的(^^) 気分よく山行を終えた。  油日岳 TOPへ            山と仲間と囲炉裏村へ


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