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南矢代駅から音羽山へ [丹波]
虚空蔵山 音羽山より 左奥は六甲山
☆2003年11月30日 くもり
☆地 図 : 二万五千図「篠山」
☆参考文献: 「北摂の山(下)」慶佐次盛一著(ナカニシヤ出版)
☆単 独
☆コース : 南矢代駅→林道終点→尾根→音羽山→五つ辻→高仙寺跡→寺谷山→見内→古市駅
JR福知山線の始発福知山行きに乗って南矢代駅で下車。以前は一日3本しか列車が停まらなかったが電化により
便利になった。駅の少し南にはコンビニもあって便利。国道176号を渡り、南矢代の集落を抜けて山へ向かう。
「北摂の山(下)」に書かれている谷コース経由音羽山をめざす。
林道を山奥へ 南矢代
ため池を過ぎ、しばらく進むと林道は行き止まりとなった。そのまま谷沿いに伸びている山道を登っていくが、沢が二股に
分かれるところで道はなくなる。右手の沢沿いに登れば音羽山へ最短距離だが、急斜面のブッシュに苦しみそうだ。そこで
左手の沢の右岸に移り、音羽山の少し西から南に延びる枝尾根のコルをめざして登ることにした。植林帯を登りきるとすぐ
上に稜線が見える。所々にテープ印もあるが道らしきものはない。下草の無いヤブをしばらく漕いで稜線へ出た。倒木が
多いがしっかりした踏跡があるので北へ辿り、松尾山と音羽山を結ぶ尾根に合流した。この尾根は送電巡視路らしくとても
良い道がついている。音羽山山頂は東へ少し登ると着く。さらに東側には送電鉄塔が立つ台地があり、展望がよい。東に
篠山盆地、北に西多紀アルプスの山々、南に虚空蔵山の美しい山容と、六甲の峰を望む(冒頭の写真)。
南矢代を見下ろす 音羽山より
篠山盆地や丹波の山々の雄大な展望を楽しんだ後、尾根上の送電巡視路を西へ向かう。ヤブ尾根歩きから解放され、
リラックスして歩ける。いくつかの小さな起伏を越え急な坂を登ると五ツ辻に着く。文保寺・味間からの登山道、松尾山へ
の道、高仙寺跡への巻道が集まる所だ。木のベンチもあるので一息つくにはいいところだ。高仙寺跡方面を示す立派な道標
もあった。
道 標 五ツ辻にて
公園の遊歩道のような道標だが、この巻き道は曲者だ。やや荒れたところもあるので甘くみてはいけない。薄暗い植林帯を
しばらく進むと伐採後間もない斜面を横切る。イバラが茂って道が不明瞭なところもあった。振り返ると先程登った音羽山
が見える。意外に尖ったピークだ。
音羽山
再び樹林帯に入り、足場の悪い斜め斜面をクリアすると高仙寺跡に着いた。住山方面への下山路が分かれるが、少し足を
延ばして本堂跡・卵塔群を見に行った。大正時代に麓の南矢代へ移るまで高仙寺は松尾山の山中にあったという。
無人の寺跡だが、地元の方がよく来られているのか、不思議と人の気配を感じさせる空間である。
卵塔群 高仙寺跡/松尾山
この卵塔群は高仙寺の歴代住職の墓という。
高仙寺跡から住山への下山路は2本ある。今日は東側の尾根伝いの道を初めて歩いた。最盛期には30以上の御堂があり、
現在で言えば京都東山の大寺院に相当する規模だったという高仙寺。その広さを所々に残る古い石垣が無言で語る。
道沿いにお地蔵様が見られる。かつての高仙寺参道であろうか。かつては古市駅北の見内集落から表参道が寺へ通じて
いたという話を聞いたことがある。であれば、この道を辿っていけば見内へ降りることができるのだろうか。
お地蔵様 松尾山旧参道にて 見内への下山路
途中、右の谷へ住山方面へ降りる道が分かれるが、尾根通しの道も良く踏まれているのでそのまま進む。所々に植物の
名前を書いた札が掛かっている。地元で整備している道のようだ。しばらく尾根を進むと、左の谷へ道が分かれる分岐
に着いた。道標があり「右 寺谷山、倉谷山、左 見内」とある。右へ少し行くと高い樹木に囲まれた寺谷山に着く。
分岐まで引き返し見内への道を下った。深い落ち葉の上に人の歩いた形跡はない。所々枝が行く手を遮るがはっきりと
道はついていた。道なりに進んで谷へ下り、不明瞭な踏跡をたどって麓へおりてきた。見内は静かな丹波の村。藁葺き
屋根や味のある瓦葺の建物が印象的。振り返ると松尾山が村の背後にすっくと聳えている。何度も振り返りながら山を
後にした。
松尾山 見内より
(^^)(^^)(^^) ワンポイント (^^)(^^)(^^)
丹波の雲海
今回は惜しくも見ることができませんでしたが、雲海に埋まる篠山盆地を見渡すなら音羽山が最適でしょう。
音羽山へのルート
音羽山へは北の文保寺から五ッ辻へ登り、巡視路の尾根を東へ辿るルートが最も道がよさそうです。
五ッ辻には音羽山方面を示す道標は無く、味間方面を示す道標の方向へ進みます(巡視路を示す赤い矢印も
あるので目印になります)。途中で味間方面へ下る道と分かれ、尾根を忠実にたどると音羽山に着きます。
音羽山からは東に良く踏まれた道が下っています(山頂の道標には大沢/篠山口駅方面とありました)。
また送電鉄塔に沿って巡視路を伝い南矢代駅へ下ることもできそうです。 ---> 雪の音羽山 参照
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