高見城山・石戸山から石龕寺へ [丹波]
高見城山
☆2003年9月28日 くもり時々晴れのちにわか雨
☆地 図: 二万五千図「黒井」「谷川」
☆単 独
☆アプローチ: 電車(JR)
☆コース:+++柏原9:30→丹波悠遊の森10:30→11:15高見城山11:25→石戸山12:15→13:10石龕寺13:30→15:10谷川駅+++
白夜の貴公子さん、丹波たぬきさんのレポートを読んで、ぶらっと訪ねてみました。
JR柏原駅から登山口の丹波悠遊の森へ歩く。大阪はカンカン照りだったのに、丹波に入ると黒い雲が分厚い。
道には水溜り、雨がさっきまで降っていたかのようだ。駅前から福知山方面に向かい踏み切りを渡る。近畿自然歩道の
道標に従い、柏原川の堤防へと出た。向かいの小南山の登山口を示す杭が立っている。自然歩道は川沿いに下流へ。
堤防にはヒガンバナが咲き、川魚を狙う白鷺がゆるやかな流れの中にほっそりと立つ。何気ない風景、でも心和む。
500mほど下ると横切る車道。橋を渡って車道を西へ。あまり車の多くない2車線道。山が近づくのを楽しみつつ
歩くことができた。「おさんの森」の横を通り、さらに進むと左手に丹波悠遊の森の入口を示す案内板を発見。
稲刈り前の田んぼ、農家の間を抜ける。畦にヒガンバナ、その背後に高見城山(冒頭の写真)。
【三宝寺】山が目の前に迫る丹波悠遊の森の駐車場に着く。右前方に三宝寺があるので立ち寄ってみた。
高見城山を借景とする静かな境内。山に入る前、落ち着いた世界にしばらく浸る。
お坊さんのメッセージ、自らの行いを振り返るひととき...
三宝寺と高見城山
境内を出て、丹波悠遊の森へと入っていく。まずは森のレストラン、コーヒーがおいしいそうだ。
さらに古墳群の間を抜け、キャンプ場を横切る。復元された竪穴式住居が興味深い。そしてようやく山道(^^)
ここまで駅から1時間。樹林帯の急な坂を登ると、すぐ尾根に達し左へ。高見城山まで900mとある。
ジグザグにつけられた山道を黙々と登っていく。途中小さな子供2人の家族連れと出合い、がんばってと声を
かけて追い抜く。足元に萩の花(^^) 小さな祠を過ぎると、急に視界が開け山頂に着いた。
秋空の下、360度の展望。
高見城山頂
高見城山からは、か細くなった山道を下る。岩肌は滑りやすくツルンと尻餅...イテテ(^^;
登り返した送電鉄塔のピークから振り返ると、高見城山が鋭い。麓の小学校の運動会の声が響く。
山道は深い森に続く。シダが茂って藪っぽいところも。紛らわしい分岐もあったが、要所要所には道しるべもあり、
迷うことはなかった。明るいガレ場に飛び出し、再びシダの森へ。前方に独立峰を思わせる石戸山が迫る。
かなり下って登り返さないとダメかなと思わせるその姿。最低鞍部からきつい坂。登り切った尾根は南へ折れる。
少し辿ると岩の破片が散らばる、通称「賽の河原」に着いた。かつて鉄平石を採取した鉱山跡だそうだ。
ガイドブックによると360度展望が開けるとの振れ込みだが、周囲の杉の木が育ったためかあまり視界は開けない。
しかし平たい石を散りばめた不思議な空間だ。
賽の河原 石戸山
賽の河原南のピークへは踏跡があり、北側の視界が開ける。さらに南進すると樹林に囲まれた石戸山頂に着く。
石龕寺方面を示す道標に従って坂を下る。降り立ったコルで道は二股に分かれた。直進して尾根を行く道は
「石龕寺方面へ直行」とあり、左の谷へ下る道は「奥の院経由石龕寺」とある。どちらに行くか大いに迷った。
奥の院コースを少し降りると、すごい下り坂に。登ってきたオジサンに道の様子を聞くと、石切り場跡や尾根を
越える、ややきついコースらしい。今日のところは直行ルートとしよう。尾根上には城跡の遺構と思われる掘割
がいくつもあった。草深い山中に埋もれた兵どもが夢の跡。そして岩屋山と書かれたピークへ。
登山道から少し左に分け入ったところに小さな祠がある。茂っていてよくわからないが、石切り場の断崖絶壁が
すぐ横に迫るらしく、立ち入り禁止の注意表示があった。背伸びして覗き込むと石切り場の断崖が望まれる。
岩屋山には大きな指導標も立ち、道も遊歩道のように良くなった。麓の集落を見下ろしながら急な坂を下る。
くさり場もあり慎重に下って石龕寺に着いた。なお丹波悠遊の森には「石龕寺コースは砂防ダム工事のため通行止」
と書いた看板が立っていたが、工事現場に出会うことはなく通り抜けることができた。
石龕寺山門 後方は岩屋山
石龕寺は足利尊氏とその子義詮(室町幕府2代将軍)にゆかりの寺。立派な本堂、参道の楓並木が立派だ。
紅葉の頃は、さぞかし見事なことだろう。下っていくと境内を掃除していた地元の方が話しかけてこられた。
この寺の印象はいかがですか、と。聞けば檀家の代表の方という。清潔な寺の境内は地元の多くの方々の努力
のたまものなのだろう。
小雨が降り出す中、車道をゆっくり下る。丹波の田園地帯、栗が実り秋の花が咲く。いい雰囲気(^^)
所々に町石が立つ。
石龕寺の町石
井原まで下りてきてバス道に合流。バスは1時間以上待たないとやってこないので、歩いて谷川駅へ向かう
ことにする。単調な道、宗教団体の大きな建物とパルプ工場の煙突を目標に進むが、さすがにうんざりだ。
橋を渡って加古川線の踏切を渡る。右に久下村駅が見えたので立ち寄ってみた。人気のない無人駅。
電車は1時間半待たないとやってこないので、残念だけれど再び歩き出す。
広い車道を避けて谷川の町中を通った。どことなくなつかしさを感じさせる町並み。ぶらり歩くにちょうどよい。
丹波には渋い町並が多いが、私は特にお隣の氷上町、成松の町が好きである。甲賀山という小さな丘に登って
町を見下ろすのも良し。丹波の山歩きの帰りに立ち寄られたらいかがだろう。
そしてようやく谷川駅へ。目の前に電車が停まったのでそのまま飛び乗り丹波を後にした。
*** 秋の花々 ***

ハギ 高見城山 ヒガンバナ 石龕寺参道
(^^)(^^)(^^) ワンポイント (^^)(^^)(^^)
歩いたコースは登山口と下山地が離れているので、マイカーの場合2台でないと難しく電車で行く方がよいでしょう。
でも駅から登山口、下山地から駅の間も離れているのでコースプランが難しいですね。
柏原駅から丹波悠遊の森へはバス路線がないのでタクシーを利用。本文にも書きましたが歩いてもそれなりに楽しめます。
石龕寺は南麓の井原バス停から谷川駅行きバスがあります。(本数が少ないので注意)石龕寺から井原まではいい雰囲気
の里道なので歩くことをおすすめします。谷川駅前のタクシーを寺まで呼ぶ手もありますが、出費覚悟ですね。
私のレポートのように井原から谷川駅まで歩くこともできますが(一応)、あまりお勧めはできません。
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